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「あの頃は評価されてたのに」

「あの時はもっと楽しくプレーできてたのに」

「なぜ実力通りのプレーができないんだ」

スポーツをやっていると、このような壁にぶつかる選手は少なくないはずです。

僕自身、これにかなり長い間苦しめられました。

しかも不思議なことに、なんとかしようとすればするほど深くなっていく。

でも実は、これを抜け出す方法は超シンプルでした。

輝いてた小学生時代と海外での評価

本題の前に、まずは「お前はどうだったんだ」と言うところから少し説明をさせてください。

最終経歴で言うと、ブンデスリーガのヴェルダーブレーメンの3軍(U-21)でプレーをしていたのですが、その後にスペインにも挑戦をし、ビザの関係で諦めましたが、スペイン3部のチームとも契約は可能な状態でした。

最終的にはそれなりに評価をされる中で現役を退きましたが、清水桜が丘(旧清水商業)高校時代には一度もベンチにも入れず、また、中学の時もジュビロ磐田のジュニアユースのトップチームに入ることができず、2番手のチームに所属していました。

小学生時代は県選抜にも選ばれ、地元エリアのチームとの試合をすれば、ボールを奪われることもほとんどありませんでした。

少し整理すると、小学生時代はかなり評価され、中高で挫折し、最終的にまた少し評価されたと言う流れです。

そして、僕にとっては特に高校3年間が非常に苦しい時期でした。

悩んで悩んで練習をすればするほど抜け出せない

本当に不思議なのは、真剣に考えて答えを出そうとしたり、いつも以上に練習に時間をかけたりしても、抜け出せないどころか深みにハマっていく。

高校3年間が非常に苦しかったと書きましたが、明確にこの解決策が分かったのはサッカーから少し離れた後でした。

つまり、海外にいる間も波があり、そこにハマるとなかなか抜け出せない状態は続いていました。

何が言いたいかと言うと、「辛いのは今だけで、乗り越えればこの先はずっと楽しく自分のプレーができる!」なんてことはなくて、スランプはいつ、どのタイミングでやってくるかは決して分からないと言うことです。

そして、どのタイミングで来ても、また考えれば考えるほど抜け出せなくなります。

「あの時はこうやって脱出した」と思い返しながら抜け出そうとしても、全然思うようにはいかなくて、辛い日々が続くこともあります。

逆に言えば、その抜け出し方さえ知ってれば、いつそうなってもすぐ改善できるし、そもそもそうなりにくい状態にもなります。

スポーツは反射だ。小脳だ。

普段の生活の中で、歩くことや立つこと、お箸を使うことや歯を磨くことなど、こう言った行動をとる時には、特に頭の中で深く考えてはいないと思います。

右膝の角度を何度曲げて、何秒たったら前に出して…なんてことは考えません。完全に無意識で歩いていると思います。

そうなんです。これが答えです。

自転車に初めて乗ったときはバランスを取ろうとしても倒れるのに、乗れるようになれば何も考えなくても乗れるようになります。

でも不思議で、平均台ような狭い幅を走れと言われるとフラフラしてしまいます。仮に、普通の道ではその幅からはみ出ずに走れたとしても。

つまり、体に染み付いたその技術があっても、人は考えた瞬間にそれができなくなってしまうと言うことです。

人の運動機能は小脳という部分が司っています。

ここまで説明してきた日常的な動きも、幼少期に小脳に刻み込まれたことで今でも無意識にその行動を取ることができています。

つまり、スポーツにおける練習とは、この小脳を鍛えるものだと言うことになります。

そして、その小脳は完全に自動で機能するので、むしろ人間的な意識や考えが入ることで、せっかく小脳に刻み込まれた機能を100%発揮できなくなります。

よく無心になれとか、ゾーンに入ると言いますが、それは実はこのことで、無心になったり、ゾーンに入ったりすることで、小脳の機能を100%発揮できるようになります。

では、実際の試合でどのようにして高いパフォーマンスを出すことが可能になるのでしょうか。

つまり、結局練習が超重要

先ほど説明したように、小脳が自動で機能することが100%のプレーを発揮するための条件になります。

つまり、自動で発揮できるプレーの質を、どれだけ練習で鍛えることができるのかと言うことになります。

もしこれが完全に身体能力に依存する競技の場合、圧倒的にそれを鍛えることが最善だと思います。

しかし、球技やチームスポーツの場合、ただ身体を自由に使えて、技術だけ身につければいいかと言うと、それだけでは不十分であることは誰でも分かると思います。

試合では練習でやったことしか出ません。

その練習は、「何を意識してるか」で質が変わります。

つまり、

考え方→練習の質→試合のパフォーマンス

と言うのは、切っても切れないどころか、むしろあなたの考え方がそのまま試合の結果に繋がると言えます。

その競技に対する考え方、自分との向き合い方、日常の過ごし方。

これらがあなたの小脳にダイレクトに関わってきます。

試合で100%のプレーをする以前に、まず能力を上げること(=小脳を鍛えること)が当然最重要であり、それには楽な方法はないし、あなたの考え方が直結していると言う事実も理解する必要があります。

具体的な3ステップ

では、試合で100%のプレーを発揮し続けるためには具体的にどうすればいいのか。

それは次の3つです。

  1. めっちゃ練習する
  2. 考えない方法を決めておく
  3. 思い出し方を決めておく

とてもシンプルですが、これだけです。

まず、先ほども言ったようにめっちゃ練習する。

これは避けて通れません。

能力を上げることもそうだし、それだけやったと言う精神的な側面もそうです。

そして一番重要なのは、必ず自分にとって一番基礎となる練習を決めておくことです。

なんでもいいです。

多分一番いいのは、自分が何も考えずに熱中して、とにかく練習して、一番成長した時にやっていた練習です。

これは毎日やった方がいいです。

基礎の確認もできるし、何より、なぜ自分はこの競技をしているのか、ただただ楽しんでいたあの頃の気持ちを再確認することができます。

その上で、考えすぎない時間を作ること。

例えば試合前、いろんなプレッシャーから試合のイメージをしてしまうと思います。

いいイメージも湧くし、悪いイメージも湧くと思います。

もちろんイメージ自体は悪ではありません。

しかし、スポーツは小脳です。

そのイメージすら、試合中には反射で出てきます。

だから事前に景色を十分イメージすることは重要です。

しかし、プレー中の自分の目線や思考までイメージしてはいけません。

おそらく、スランプに陥る人の多くはこの現象を経験したことがあるはずです。

いいですか?反射です。考えていては遅いです。

あなたは十分に練習もしたし、イメージもした。

心配しなくても、あなたの身体は自然に動きます。

だから、何も考えない時間を作り、自分の中で考えないルール、方法を作っておいてください。

それだけでも楽になります。

そして最後に、それを思い出す方法も決めておくべきです。

試合中、どうしても考えてしまうことがあると思います。

その時に、試合中の中でも考えない状態を作るためのルールを決めておくことで、すぐに無心に戻ることができます。

深呼吸でもいいし、楽しもうと切り替えるでもいいし、勝つことだけに集中するだけでもいい。

個人的なおすすめは、音です。

「シュッ」「バッ」「ドンッ」みたいな擬音を頭で言ってると、結構今の瞬間に集中できて、考えすぎを抑えれます。

ボクシングで口に出して「シュッ」と言うのと近いかもしれません。

正直、僕はこれにかなり悩んで、苦しめられてきました。

スポーツの難しいところは、結果を出すまでの時間制限があることです。

だから、もし今本気で夢を追ってるけど、なかなか本番で上手く自分を出せなくて悩んでる人の少しでも力になりたい。

少しでも早くそれを解決して、100%の状態で夢のチャンスを掴んで欲しい。

そんな思いでこの記事を書きました。

一人でも多くの選手に届いたら嬉しいです。

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