「憧れる」と言うことは決して悪いものではありませんが、自分がそこを目標としている場合、「憧れる」ことがマイナスに働くことがあります。 「憧れる」ことからサッカーを始めたり、大きな夢を持ったりすると思います。 しかしながら、その夢を叶えるためにはその「憧れる」ことをやめた方が叶えやすくなります。 叶えやすくなると言うより、そうあることが夢が叶うと言う状態であると言った方が良いかも知れません。 サッカーが上手くなるために、プロサッカー選手になるために、「憧れる」ことから脱することの重要性を話していきます。
\「サッカーが上手くなる」おすすめの本/
世界で通用する選手になるたくないか?
まず前提として、「サッカーが上手い」とはどう言う状態なのか。 それを理解していない限り、サッカーが上手くなることも、プロになることもできません。 ボールを自由自在に扱うことができる「技術」を持っていることが「サッカーが上手い」とは言いません。 サッカーとは、ボールを扱うことが目的のスポーツではありません。 サッカーとはどう言うスポーツなのかを改めて考えることが何よりも重要です。 向かうべきゴールを間違えていては、どれだけ努力をしてもそこに辿り着くことはありません。 「サッカー」を理解したら正しい道を進んでいくだけですが、その時に「憧れる」ことが成長を妨げてしまう可能性があります。 【関連記事】 ▷【勝つのはどっち?】タッチ制限なしの素人VSダイレクトのみのプロ これには2つの側面があります。 一つ目。 野球のWBCの決勝で、大谷選手も「憧れるのをやめよう」と言いました。 「憧れる」ことをすると、自分自身の思考や行動が自発的に制限してしまうことを起こします。 どう言うことかというと、思考で言えば、「勝てなくて当然」「できなくて当然」と言う最初からマイナスの考えを持つようになります。 行動で言えば、緊張などによって萎縮をしてしまったり、控えめになったりしてしまうことが起こります。 「憧れる」と言うのは間接的に自分を「下のレベル」と決めつけていると言うことになります。 自分自身でそう思っている状態で、積極的な挑戦やプレーができるでしょうか。 客観的に自分のレベルを把握することはポジティブなアクションを起こすことにプラスに働きますが、「憧れる」ことからくるレベルの把握はネガティブにしか働きません。 まずは「憧れる」ことをやめて、客観的に自分がどのレベルなのかを把握して、そこに優劣をつけずに、目標のために「自分がすべきこと」に集中することが重要です。 2つ目。 「憧れる」と言う状態は、自分がそのレベルよりも下だと思っていると言う説明をしました。 要するに、「憧れる」状態が続けば、その間ずっと自分がそのレベルにいないと言うことを証明することになります。 人は自分の「当たり前の世界」で生きています。 どんな生活をしている人も、他の人からはどう見えていたとしても、その人からしたら「当たり前の世界」になります。 「憧れる世界」で生きている人はただ一人としていません。 最初は「憧れる世界」であったとしても、夢を叶えるためにはそれを「当たり前の世界」にしなければなりません。 「憧れる」と言うことをしている自分に気づいたら、今のままじゃダメだと自覚する必要があります。 自分の夢が、「憧れる世界」から「当たり前の世界」と思うことができるように行動していく必要があります。 その行動とは、努力もそうですし、「考え方」を変えていくこともそうです。 「憧れる」と言うたった一つの言葉ですが、その言葉ひとつで全く違う結果を生むことになります。 必死に努力することはもちろん大切です。 しかし、その前にどこに向かって、どのように努力していくのかを理解することがもっと重要です。 サッカーが上手くなることも、「考え方」がとても重要です。
世界で通用する選手になるたくないか?