【真面目な人ほど…】サッカーは「考え方」だけど、「考え過ぎ」でダメになる

Category :

スタッフ

Posted On :

Share This :

当サイトの他の記事当オンラインサッカースクールでも一番重要だと口うるさく言っている「考え方」。

サッカーにに限らずですが、「考え方」が全てです。

あなたの人生は、あなたがどう考えているかによって全てが決まります。

あなたがする選択、行動は全てあなたの「考え方」によるものであり、あなたの人生がどうなっていくかはあなたの選択と行動次第だからです。

さらに、その選択や行動によって出た結果に対してどう捉え、どう向き合い、次の選択や行動をどうしていくのかも全てはあなたの「考え方」で決まります。

サッカーにおいても、サッカーというスポーツをどう考えているのか、自分に対してどう考えているのかであなたのサッカー人生は決まります。

しかし、「考え方」を変えることは決して容易なことではありません。

実際当オンラインサッカースクールでも1年という時間をかけて「考え方」を変えていきますが、人は自分の「考え方」に目を向けると、今までにないほど考え込んでしまうということが起きます。

「考え方」を変えなければ人生は変わりませんが、その過程の中の一つとして「考え過ぎ」に陥ることがあり、これによりむしろ失敗に終わってしまうこともあります。

その良い例が僕です。

【関連記事】
▷【実はプロを蹴っていた】ドイツ・スペインで絶賛されていたTERACHA代表「寺田大空」
世界で通用する選手になるたくないか?
\「サッカーが上手くなる」おすすめの本/
僕は小さい頃から「上手い」という表現をされる選手でした。

ボールを持てば取られないし、ワンツーなどの連携からスルーパスやラストパスの発想力も周りとは違い、見ている人たちが驚くようなプレーをする選手でした。

これは客観的事実として、絶好調の時の僕のプレーを見た人は、「こいつは何者だ」と思うレベルで、実際に何度か言われたこともあります。

しかし、年齢を重ねるごとに試合でそれを発揮できる回数が減っていきました。

単純に考えれば、成長が止まったとか、周りが追いついてきたと考えると思いますが、僕はおそらく他の人より努力を続けていたし、実際練習や試合でもたまにはそういったプレーをする時もあったので、決して成長が止まって周りが追いついてという状態ではありませんでした。

ではなぜそんなことが起きたのか。

その理由は、「考え過ぎ」です。

サッカーを始めてすぐから「上手い」と言われるようになり、「自分は上手くなければいけない」と強く思うようになり、子どもながらにプレッシャーを感じていました。

そんな僕が試合中に何を考えていたかというと、「ミスをしちゃいけない」ということでした。

頭の中には常にこの意識があり、さらにその意識が強すぎるあまり、一回でもミスをするとその試合中に立ち直ることが難しくなるほどでした。

人は失敗が許されないという状況になると、失敗を避けるために明確な根拠を探すようになります。

サッカーで言えば、どこでボールを受け、どんなトラップをし、どんな判断をすれば失敗しないかを常に考えている状態に陥ります。

一瞬一瞬で状況が変わるサッカーにおいて、そのように一つ一つ考えている選手がどのような状態になるかは想像ができると思います。

実際、高校時代には監督に「考えてるね〜。迷ってるね〜。」と試合中に言われるほど、周りから見てもわかるほど考え込んでしまっていました。

常に首を振ってはいても考えても状況は変わってるわけですからポジショニングに迷いが出て中途半端になり、ボールを受けてもパスしようとしてやねたり、ドリブルしようとしてパスにしたりして、とにかく判断が遅く、誰が見ても迷ってプレーをしていることが分かるほどでした。

そういう試合の後にどういうことが起きるかといえば、反省です。

この反省も、とことん考え込んでしまいます。

次は絶対に同じことをしたくないと強く思うあまり、深く考え込み、練習や自主練でもそれを意識し、次の試合でもそれを意識して臨みます。

ここだけ見れば、正しい努力をしているように見えるかもしれません。

実際僕自身も正しい努力だと思っていました。

正確に言えば、この過程は必須であり、考え込む時期というのも必ず必要です。

しかし、この状態ではプロになることはできません。

先ほども言ったように、サッカーは一瞬一瞬で状況が変わります。

その中で、いくら考えてもそのスピード感についていくことはできません。

僕が周りから「こいつ何者だ。」と言われた試合は、今でも頭の中に映像として残っています。

その時はどういう状態だったかというと、ただ無心に集中していただけです。

全く頭で何も考えず、ただ目の前に集中していただけでした。

普段ご飯を食べている時に何気なくお箸で豆を掴んでいても、いざ豆移しゲームになると掴めなくなる人もいます。

人は普段、体を動かすときは何も考えずに動いています。

「お箸をこの角度で、このくらいの強さで持とう」と意識してる人はいないと思います。

人は頭で考えるとスムーズに行動ができなくなります。

それに気づけないでいると、どんどん考え過ぎの負のスパイラルにハマってしまいます。

練習でできていることが試合でできなければ、どれだけ上手くてもプロになることはできません。

試合で考えることは、ただ勝つことに集中することだけです。

試合の時にいくら考えても、それまでにやってきたことしかできません。

試合の時にどのような状態でいれるのかは、それまでにどんな準備をしてきたかが全てです。

そして、その準備には正しい「考え方」が必須です。

サッカーが上手くなることはもちろん大切ですが、試合の時にベストなプレーが常にできるにはどうすれば良いかを考えることを忘れてはいけません。

考えること。そして考え過ぎないこと。

これだけで驚くほどプレーが変わります。
世界で通用する選手になるたくないか?
\売れてる!サッカーが上手くなるオススメの本/

NEW POSTS

POPULER