現在行われているパリ五輪。
サッカーの「日本対スペイン」を見て改めて認識させられました。
普段自分が「日本サッカーと世界の違い」を口にしながらも、最近の代表クラスの選手はそのレベルに近づきつつあると感じていましたが、いざ対戦をしているところを見ると、こんなにも違うのかと衝撃を受けました。
ただ勘違いしてほしくないのは、A代表も含め、今のチームとしての闘い方としては完璧であり、世界相手に勝つ事ができるチームであることは間違いはありません。
しかし、世界を相手に対等に、またはそれ以上の強豪国になっていくことを考えた時には、やはりまだ差があるという事実があります。
今回の試合で2つのポイントが見えたので説明していきます。
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今回の試合を見て、何がこんなにも大きな差を生むのかという視点で見えたのは次の2点です。
1.「技術→試合」ではなく「試合→技術」
2.「サッカー」と言うスポーツの認識
まず一つ目に関してですが、日本の選手は間違いなく能力は高いです。
これは最近の話ではなく、「技術」をはじめとして、個人の能力は世界的に見ても高いです。
このことに関してはこれまでの記事でも何度も触れています。
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能力が高いにも関わらずこのような差が見える理由としては、その能力の質や方向性に違いがあることです。
「技術を身につけて、その技術を駆使して試合に勝つ」ではなく、「試合をしてみて、必要な技術を身につけていく」と言う順番です。
これもいつも言っていることですが、その重要さを改めて認識できる試合でした。
そして二つ目に関してですが、これは一つ目の内容も含めて「考え方」の部分がやはり最重要だと言うことです。
一つ一つのプレーの判断、タイミング、立ち位置など、その全てに「考え方」、つまり「サッカーとは」が表れます。
これは先ほどの「技術」の話でも、練習において重要視する部分や意識する部分が変わってくるため、結果的に身につく能力に差が生まれます。
「考え方」は、試合の中だけでなく、日々の積み重ねの中でも当然違いが生まれていきます。
その国で育つことで、根本的な考え方も、サッカーに対する認識も違うわけですから、結局その国のレベルに育っていくようになります。
そこを変えていくには、日本での常識を捨て、全く違う価値観を受け入れていく必要があります。
今の日本代表の中には、それを理解してプレーできる選手もいます。
これからの時代、段々と日本サッカーも変わっていくはずです。
もし今プロを目指しているなら、今すぐに「考え方」を変えていくことが必須になります。
まずはその視点で世界トップの試合を見てみることで、今までには気づけなかったところに気づけるはずです。
このような国際大会は、クラブチームの試合とはまた違った発見ができる貴重な機会です。
ぜひそのような視点で見てみてください。
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